ぎっしり。
*注意*
以下これまでと趣向を変え、詩というか、エッセイというか、みたいな内容となります。
ご自愛頂けますと幸いです。
----------キリトリ---------
生きる。
睡眠をする。
食事をする。
仕事をする。
友達と遊ぶ。
恋人と過ごす。
家族とコミュニケーションをとる。
睡眠と食事は生きとし生けるもの、全てがすること。
それ以外は、人特有なのかな。
動物の言葉も植物の言葉もわからないから、真相は彼らにしかわからない。
でも、人にとって、大切なこと。それはわかる。そして、そこにどれだけ果実が詰まっているかが幸せなのかどうかに紐つく。
どう生きるとスカスカな果実になる?
どう生きるとぎっしり詰まった果実になる?
これは果物と同じ。
どれだけ栄養を摂取するか。
でも栄養のとり方は果物とは違う。
果物は土から、太陽から、養分を作る。
人も食事で栄養を確保するけど、それだけじゃ足りない。
人にはたくさんの肥料がなければいけない。
その肥料は、人からしか生まれない。
人に感謝される。
人に与える。
人に与えられる。
これがないとスカスカになってしまう。
与えられるものには、時には傷つくものもあるかもしれない。
でもそれが糧となり、果実になる。
時には自分が与えたものが相手を傷つけてしまうかもしれない。
でも、そこで、相手の気持ちを知ることができれば、そこから学び、果実となる。
果実は一人で作れない。
一人ではスカスカの果実のまま。
相手から、
喜び、憎しみ、悲しみ、寂しさ、
たくさん与えられることで、果実は実る。
バランスも大事だけど、やっぱり喜びが多い方が甘くて、実の詰まった果実になる。
プラスの感情からはプラスの感情しか生まれない。
だから甘い果実がたくさんできれば、みんなが幸せになって、甘い果実がまた増える。
人は人に影響を与えながら、互いに成長していく。
自分がどんな栄養を与えているか、
どんな栄養をもらっているか、
たまには考えてみるのもいいかもしれない。
自分が先でも相手が先でも、やることは一緒。
自分が栄養を与える。与えられた栄養に感謝し、更に与える。
みんな果実がぎっしり詰まった、甘い果実になるといいな。
そっとそよ風に揺られて。
かざくるま。